2020/06/07 22:09



▼ 風に揺れるブルーの風鈴
ipadaの夏の定番アイテムです。
もともと風鈴というものに興味がありました。
風鈴は楽器のように人が演奏するのではなく、風が音を奏でます。
自然のゆらぎが心地よい音色を生み出します。
子供の頃の記憶が蘇ってきます。
ipadaの風鈴を作ってみたいと思いました。


▼ 風鈴といえば江戸風鈴
ガラス製の風鈴といえば江戸風鈴が有名です。
ですが、私は実際に制作現場を見たことはありません。
公開している風鈴工房もあると思うので、単にこちらの勉強不足なのですが、、
本を読んで理解したつもりで作り始めました。




▼ 心地よい音色は?
江戸風鈴は切り口にギザギザを残すことで、
ふり管がふれるたびに心地よい音色が響きます。
隣り合う位置に異なる音階があるところがポイントです。
それらを再現するため、切断研磨など、制作工程をipadaでできるもので工夫しました。




▼シンプルだけれどちょっと変わっているもの
重力にひっぱられるしずく形。
色はブルーにこだわりました。
短冊は麻布を湘南の鵠沼を拠点とするLITMUSさんに藍で染めていただきました。
「灰汁醗酵建て」という日本に古くから伝わる染色技法を使われています。


▼ 風鈴は元々厄除け?
軒先に吊るされて音色の聞こえる範囲、四方厄除けとして登場したようです。
その効果は分かりませんが。(今年の夏は特に効果があって欲しいですが、、)
自然からのインスピレーションが形になった風鈴。
その音が響く空間は涼やかな空気になるでしょう。

ipadaの透明なブルーをお楽しみください☆


2019年「日本の夏じたく」横浜三渓園 での展示風景


*今シーズンは茅ヶ崎のokeba(熊澤酒造内)、日本橋三越、ipadaのオンラインショップでの販売となります
*追記:器や韋駄天(谷中)、界仙石原(星野リゾート・箱根)にもあります!

濱舘寛、村木未緒